ゆらゆら帝国ができるまで

使用ツール:お絵かき掲示板
道具:PC、マウス描き。

ゆら帝 写真を参考にリアル絵を描いてみようと思います。
まず、構図を取ってアタリを入れていきます。
人物が3人いるのでそれぞれの位置関係を計るために
適当に線をひきます。
ゆら帝 薄い色で下書きをします。
色は黒だとあとで消すのがめんどいので茶系の
色をさらに明度をさげて人物のおおまかな輪郭
を描いていきます。
ゆら帝 とりあえず中央の人物から色を塗っていくことにしました。
色は別のレイヤーに塗っていきます。
レイヤーとは透明なフィルムを上にかけている、と考えてもら
うと分かりやすいと思います。
レイヤーは「乗算モード」にしました。
そうやると下の下書きの線が透けて見えるので塗りやすいし、
はみ出だした色をあとで消す時も下書きが消えずに済みます。
ゆら帝 地道に細かい塗りで顔を似せていきます。
ドットが見える大きさにまで拡大してマウスで
チクチク微調整をします。
左右の人物も下書きして同様に着色していきます。
ゆら帝 中央人物が塗れば塗るほど汚くなっていくので少々
うんざりする。先に左人物の顔を完成させる。
個人的にこの人物が一番うまくいったと思う。
たぶん気合いをいれずに適当にぬったからでしょう。
サングラスの色あいが難しかったです。

気を取り直して中央人物の手などを描き込んでいきます。
ついでに一番めんどくさそうなズボンも厚塗りして
おきます。右人物の顔も同様に着色していきます。

ゆら帝 右人物は全身黒づくめなのでとりあえず全部黒く
塗ってしまいます。
顔のパーツの微調整、影やハイライトを入れて肌
の質感を出していきます。
ゆら帝 ここで中央人物のデッサンが気になり、首を右にズラし、
さらに長さも若干短くした。腕が伸びてだいぶバランスが
とれてきました。
さらに顔も微調整。つくづく思ったのが、美形を描くより
も、そうでないひとを描くほうが難しいのだなぁ、という
ことでした。眉毛は描き忘れたのではなく、この人物は眉
毛がないのです。

そしてとてもめんどくさい髪の毛(特に中央)を丁寧に描
き込んでいきます。
これでそれぞれの髪質が分かるようになりました。

さらに、右人物の組んだ手に我が手フェチ魂を炸裂させる。
骨の感じなどを出すのが楽しい。
人物ができてきたので消しゴムの透明度をかなり下げ、周
囲の汚れを丁寧に消していきます。後ろの線も全部消します。

ゆら帝 中央人物のシャツのボーダーを一本一本丁寧に描き込んで
いき、服になじませます。もちろんこれも別レイヤーでの
作業です。とても大変でした。
描きながらなんでこんなことしているんだろうとたまに思
ったりもしてみます。

次に背景です。さらに別レイヤーで背景の黄色を塗りつぶ
します。さぁ、完成まであとひと息です。

ゆら帝 右人物の靴を描きます。黒だけど手抜きせずに細かいところ
も描き込み質感をだします。

しかし、ここでまた中央人物のデッサンの歪みに気付きます。
左足のズボンの丈を上げ、ブーツを長くします。
ついでに足も伸ばして左右の足の長さをそろえる。
そしてズボンを綺麗にぬっていきます。
革の質感を出すために何枚もレイヤーをかさね影をつけたり
してがんばりますが、いい感じにうんざりしてきました。

ゆら帝 最後です。背景に微妙な濃淡をつけ、空間を立体的にして
いきます。
あと、足りない毛とかを書き足します。
そして別レイヤーをつくり床に人物の影を描いて完成。

しかし、実際はズボンを塗ったところで力尽き、ブーツを
塗る気力がなくなったので、写真を参考にせずに適当に塗
りました。作成総時間は31時間でした。 
がんばったなぁ、と思うところはズボンの右モモあたりの
シワとかです。
そして最後までみてくださってありがとうございます。

加工

ゆら帝
たんなる反転。
ゆら帝 黄色のベタでハードライト、明度を明るくして、
ピンクのベタでオーバーレイ。
だったと思う。
ゆら帝 上の絵をコピーして上下反転。
そしてオーバーレイをかけたもの。

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